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【小説、詩】 2024年10月29日

イマジネーター(7)

 隣りにいるイマジネーターは異質だ。オドルは感じて初めてわかった。この世界ともう一つの世界があるとするならば、もう一つの世界の神と呼ばれるすべてを司る存在が、このイマジネーターなのだ。おそらく、この存在が史上最初のイマジ…

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【小説、詩】 2024年10月29日

空白のイデア(14)

いつの間にか鈴木はどこかへ立ち去ってしまっていた。 暗闇に切り株があり、一人の老人が座っている。よくよく見ると、見覚えがある。   「よく頑張ったな。お前は父さんの誇りだ。どんなに苦しくとも、お前は負けなかった。自分の一…

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【小説、詩】 2024年10月29日

空白のイデア(13)

 佐藤はスズキの背中を見る。大きく、どっしりと厚みがある。  私はこの男についていっている。だが、この男は、どこに行こうとしているのだろうか?私には皆目見当もつかない。鈴木は足早に(ギリギリ佐藤がついていけるような速さで…

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【小説、詩】 2024年10月29日

イマジネーター(6)

 オドルは猪の牙のようなアクセサリーを首に巻きつけている。鍛えぬかれた体が、瞬時に脳神経に反応して、動き出す。肉体はイマジネートに関係ないと多くの人は言う。だが、脳神経をとおして、作りこまれるイマジネーションは、間違いな…

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【小説、詩】 2024年10月29日

空白のイデア(12)

 背広姿の男女がやってくる。肩には道具をいれるための袋を持っている。道具を取り出して、作業を始める。トンカチで、トントントンと音をたてて、作り上げていく。お互いの持ち場、お互いの作業場にそれぞれが有機的に入って、有機的に…

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【小説、詩】 2024年10月29日

イマジネーター(5)

 缶の音が5度したか?いや、6度か?蛇の男は感じる。5度を前提として、イマジネーションを捕まえにいく。その瞬間、横から辰の女の「凛とした庭園に宿るシラサギに似た花」が、やってくる。イマジネーターBは即座に反応して「だいだ…

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【小説、詩】 2024年10月29日

空白のイデア(32)

黒い塊の空間が産声を上げてから1年。この空間からは色々なものが消え去っていろいろなものがでてきた。でてきたものの一つにドラニエルがある。古代の言葉で”世界を惑わすもの”の意味の名前がつけられた。ド…

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【小説、詩】 2024年10月29日

空白のイデア(31)

 薬の生産を停止するか、どうか国の最高会議で議論が交わされている。その中で、鈴木は議論のなりゆきを見守りつつ、大事なところは、はずさない。鈴木の方針はすでに固まっていたが、現実的に、それを行うには、様々な問題が浮上してく…

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