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カテゴリー: 【小説、詩】

【小説、詩】 2026年3月30日

僕の旅8

 父の字が僕を記憶の彼方に連れて行く。父は変わった「し」の字を書く。しんに会いに行くという文字とともに日付が書いてあった。しんとは誰だろう?僕は疲れきった頭で考えたが、何も思いつかなかった。暑さを感じた。それとともに、父…

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【小説、詩】 2026年3月20日

僕の旅 7

ウサギは語り続けていたが、僕は何も答えなかった。また疲れがやってきていたのだ。波は品を変えてやってくる。重だるい感覚から全身への倦怠感、いろいろな疲れがやってきていた。  やがて、ウサギはどこかへ行ってしまった。僕は最後…

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【小説、詩】 2026年3月18日

『つぎはぎの小舟と、凪の海』

彼の頭の中に最初の黒い雨が降り注ぐ。それは、いつものように電車という鉄の蛇に飲み込まれ、会社へと向かう朝のこと。最初はただの冷たいしずくに過ぎない。ひやりとした得体の知れない不安が、首筋をゆっくりと伝い落ちる。しかし、雨…

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【小説、詩】 2026年3月17日

僕の旅6

3番目のタワーは砂肝のような形をしていた。僕は疲れきってしまった。なぜか、疲れがどっと押し寄せてきたのだ。誰かに助けてもらいたい。クロイヌでもよい。誰かの助けが必要なんだ。  そう思えるほど僕は弱りきっていた。疲れのなか…

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