おじさんは疲れ切った顔で、僕を出迎えた。何かあったの?と聞こうとも思ったが、僕自身もまた疲れ切っていた。おじさんの家にあった冷凍食品を食べた。かなりの時間が経っているような気がしている。おじさんにうさぎ男のことは、話さずに、手帳のことを話した。おじさんは、うーん、どうなっていたが、疲れてしまったのか、寝室に行ってしまった。何かざわざわしたものが、あたりでしゃべっているような気がした。僕は耳を澄ます。いけない。こんな時に耳を集中させてはいけない。
だが、僕は聞こうとしてしまう。声が聞こえてくる。
「おまえは何をやってもうまくいかない。お前の未来に希望はない。知っているだろう?もう君の両親は見つからないよ」
僕は心の中で「うるさい!黙れ!」と叫んだが、その声はそこにとどまり続けるのだ。