静かな夜がやってくる。明らかな悲しみとともに人々は涙を見せる。どこへ行っても、世界はそのままであり続けるのならば、どこかへいく意味などあるのだろうか?消えていく世界の中で私たちは皆のものから、すべてのものへと変質していく。ここにあるものはどこへいくだろうか?また今日が始まり明日へと向かう。小さな世界の中で豊かな平原が広がっている。私から何も奪ってくれるな、と問い続けても世界は私を苦しめるために生き続けている。わたしたちの世界がある。わたしたちの命がある。ただ、喜びの中に私はいる。どれだけのことをしてもらったか?誰かに決められた世界の規則を説明しようと試みるのか?私は愛に包まれている。世界の中で家族が私の中に入ってきている。昔の中で広い赤が広がっている。遠い遠い夜の記憶とともに、世界のゆるやかな流れがとどまり続けている。現実は私たちを連れて行ってくれる。どこからか遠い世界へと。どこからか近い世界へと。私の中にある世界の成り立ちを誰かが知ってしまうだろうか?巨大な闇が私を潰すためにやってくる。世界の中で、期待をこめて生きているカエル。鳴くこともできずに、泣くこともできない。飛び跳ねる力など残っていない。ただ、雨音の中を乱れるようになくだけだ。そのために世界が一つ存在している。私の物語から消えていく世界の始まりと終わり。消えるまでもない。私の世界は整えられていく。美しく、とても艶やかな世界があなたから立ち上ってくる。あなたは私でさえない。あなたは私からの理由を探し続ける。私から何かを与えた理由を?それでも、何かが、始まりから終わりへと至る時に立ち現れる世界の響きあう愛のしずく。消えていかないでくれ、私の太陽よ。決して帰ってくるな私の太陽よ。今までの世界から微妙な液体が流れていく。消えるまでもない。世界は消えるまでもない。私たちから、整えさせてくれ。私たちから、世界を導かせてくれ。私の生き様はつまらない。それでいい。それでもいい。失われたことは誰よりも世界の中を壊れた彼にまかせよう。私は私のできることをしていこう。12回の終わりがやってくる。終末だ。まさに巨大な怪獣が私たちを世界へと整えさせている。きちんとした物事の成り立ちが、きちんとした始まりへと至っている。世界はそのまま私だけのものになっている。世界は私を回復させる。私にできることをやるだけ。強い決意でやるだけ。その中で、私は私を調整していく。うまくやれるだろか?すべては関わりの中で人々が沈んでいく。彼らのなかに、どれほどの交わりがあっただろうか?生きていくなかにおいて、生きていくなかにおいて、世界が関わりの中で回復していく。涙は出ない。どこにもいかないから。私たちはどこにもいかない。涙さえどこにもいかない。落ちていくはずのものは、消失していく。消えるなかに太陽のぬくもりが私を照らしていく。ありがとう。と、今日も伝える。素晴らしいね、と今日も伝える。私は私でしかないと今日も伝える。明日はどんな伝え方をしようとワクワクしている。私でしかない物事の中で、私でしかない関わりがある。意味のない平原で限りのある世界の中で、私たちは響き合っている。グリという1人の人間が立ち上がった。三つ編みをした人間だ。どこかへいこうとして、失敗したような気がする。そんなグリに1人の人間が手を差し伸べる。あなたはあなたでしかないのです。グリはにこやかに笑顔を見せる。私はあなたの世界を認めます。グリはうれしくなって、世界の調査をしばらく保留にしてしまう。心からこの世界が大事なものになってくる。私の中に悔しさが戻ってきた。グリは何も言わなかった。私も何も語らなかった。静かな夜が現実から現実へと伝わっていく。消さないで空よ。憂えないで、朝よ。私自身の中から消えていくものがある。立ち上がる人間はかっこいいと思いがちだが、後ろにはいくつもの機構で、支えられたカタチというものがある。はっきりとした空は大きな流れの中で消えていくはずだ。何も見えない。何も見えてこない。記憶の中で巨大な世界がひとつの物語へと伝わっていく。始まりの中のひとつの世界。わたしたちの中にある夜の伝わり方。あなたでさえなければ、あの日私に声をかけたのが、あなたでさえなければ、世界は救われただろうに。誰も、私から世界を取り上げることはできない。うるわしい夜の勤めが、誰よりも私の声を上げてくれる。バラバラになった空。消えていった空。夜のとばり。消し去っていく世界の中で孤独感が私を包むだろう。
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