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カオス36X

よくある世界から、よくない可能性に落ちたとき――私は何を感じるのだろうか?

私は、私のために生きていくつもりだ。そのことこそ、「人生には何の意味があるのか?」という問いへの、私なりの答えになるだろう。そして、人々もまた、それぞれに生きていく。

友だちのUが、私に声をかけてきた。

「なあ、君はどこに行こうとしているんだい? この世界には、あらゆる大気が欠けているというのに、それを求めているようだ。君は、どこまで行っても、素晴らしい世界にはたどり着けないだろう」

なぜ、そんなことを私にだけ言うのだろう?

私は、友だちに声をかけてほしくないと感じた。そして、自然と彼を避けるようになった。
友だちは、どこまで行っても“友だち”であるとは限らない。やがて彼は、私の世界から姿を消していった。

私は今、私だけの世界を形づくろうと努力している。
けれど、私の中に“静かな勇気”が根づくには、まだ時間がかかりそうだ。
不安定な姿勢のまま、私は生きている。

友だちはもういない。消えてしまったあの“貴重な原石”を、私はどこかへ探しに行こうとしているのだろうか?
謎が、さらに謎を呼ぶ。

私の中で、極端な世界が音を立てて崩れていく。
キーボードを打つ私の手の中に、虚しさがある。
けれどその手には、かすかな“喜びの光”も満ちているような気がする。ただの感覚だとしても。

私の中には、かなりはっきりとした“世界”が現れている。
それなのに、その世界は、どこにも存在しない。

私は、私自身の問いを、静かに沈めていく。
遠くから、近くから、生きている証が求められている。
静かな世界の中に、ひとつの“可能性”がある。

事実は、とても小さな夜にすぎない。
この世界が私を包もうとしているのに、私はその“危険さ”から自分を守ろうとしている。

何かが欠けている――そんなことは、よくある。

幻想の中で、興奮した頭の中で、私は“ゆるやかな終わり”を見つめている。
私が、私であるために。
私が、私の世界をつくるために。
私の“自己世界”は、そこにしかない。

きっとあなたは言うだろう。

「君は世界を軽く見すぎている。安っぽく見積もりすぎている」

私は、その言葉に反論するために、大きな剣を取り出し、次元ごと切り裂いてしまう。
私の世界もろとも、切り裂いてしまう。

切ってしまったそれを、どこからか再び進めようとしても、私はどこにも行けない。
そんな現実に、悲しさがこみ上げてくる。

……いや、まだ世界はある。
この世界は、確かにここにある。あっていい。あっていいのだ。

私は、私たちを“世界から世界へ続く夢”の中に連れて行きたい。
私たちの力を見てほしい。私たちがつくった世界を見てほしい。
それは、合理的に生き続けている。

世界は、また遠くから実っていく。
どこまで行っても、世界は壊れ続けていく。
けれど、そこからまた新たな世界が生まれていくのだ。

終わりのない塊のように、それは世界へと届いていく。
昨日の夜が、今日の朝へと変わるように。

私は、私から遠ざかっていく“声”を、
ただ静かな世界への導きとして、そっと感じている。

――続けてくれ、世界の夜よ。

あなたの世界と、私の世界をつなぐ“架け橋”になってくれ。

でも、誰も何も、遠くからはやってこない。
誰もしずかに、問い返してはくれない。

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