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まとまりのない何か

 誰も知らない物語を語ろう。仕事はしていない。貯金もない。私たちの悩みは尽きることのない。私たちの悩みは静まることはない。終わりのない子供たちの遊び場が、この世界に降りてくる。足音が聞こえてくる。その足音はかわいらしいものだ。ちょこちょことしたような。ちょこちょこと歩くような。世界は、すでに私の関連性から離れている。バルバル人たちは、用意した形のない鈍器を人々に売り歩いている。その中に1人の少年がいた。横長の目を持つその少年は、1人で生きてきたのだろうか?いや、そんなはずはない。そんな悲しみもあるだろうが、その波もすべて私自身へと至るのかもしれない。君とのジェットコースターが低い弾道をもてあます。朗々と読み上げられる形のない物語のひとつに誰かが、私のために混乱を投げ入れてくれる。すべての言葉が、すべての言葉から離れていく。私たちは、私たちの夜の光。夜の光は蝶のように舞うだけだ。誰よりもその知的能力を誇っているのか?誰よりも、その知覚が遅いというのに?誰よりも遅い。亀のような動きをしている。あの大きな何者も語りつくされない人々の情報的な処理速度を歩いていく。とても早く歩いている彼はなおも気勢を発している。「ああ、君よ。あなたの世界はすでに世界から離脱している。誰よりも君は世界から遠のいている。私たちの未知を果てしないこの世を満ち足りた夜の奇妙な形を人々から落とそうとしている。声が発せられている。あなたの声が聞こえるのだ。あなたの願いが聞こえるのだ。あなたは、私のすべてを受け入れてくれるのか?私はあなたのすべてを受け入れられるのか?あなたは私から私へと橋渡しを行う。誰よりも世界を整えていく。私は世界を整地していくのだ。あなたのようにだんだんと世界をつくりかえていく。あなたの物語をだいたいの力でもって、すこやかに終わらせていく。静かに整える。あなたの生きているときには、マスクをしていく。マスクザドランだ。マスクをしたドランという人がいる。誰よりも意味のない言葉をつむぎ続けている。狂気と狂喜の物語がさざ波のように消えていく。ただし、その決定が物語が生きてくる。その道が、ある道へと至る道へと変わるとき。

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