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← トップページへ戻る 【小説、詩】

カオス30

 無駄な駄文が私たちをにぎわせている。彼らは静かに祈り始めている。集団的な夜の防衛戦を影から飛び出た熊のように行うべしだ。思考自体が混乱を招いていく。誰かから、触れられた一つの可能性が消えていく。

 誰よりも事実を私への道標となせ!世界はそのとおりに進んでいく。自分自身の形のない物語の1つ。失われた50年の月日よ!あなたのために祈る言葉はもうない。闇の中を束縛された紙飛行機がすべっていく。

 そこまでだ!と誰かが、夢見た。そこまでだ!と誰かが、叫んだ。その瞬間空間は閉じて静かな終わりが出来上がっていった。何をもっても、何もそこに有りはしない。そのことを私は知ったのだった。本気でそこまで世界を作ろうと試みた男がいた。いや、女だったかもしれない。どちらにせよ、そういう人がいた。

 満ち足りた世界の中で私たちは踊っている。ゆるやかな道の中で、巨大な空間の始まりと終わりが、続いている。失われてくれ!と願ったものは、しっかりと私の心をつかんで離さない。私は一歩を踏み出すのだ。私は一つの進むべき道を見つけたのだ。そこが、どこまでも、悲しかったとしても、そこが、どこまでも、喜びに満ちていたとしても、だ。

 触れられた思考の中で、私自身の喜びと悲しみが交互に襲ってくるような状況をただ、心の一点に意識を集中しながら、見ようとしているのだ。その変換だよ。と、君は言う。君の中にある私というものが立ち上がっていく。静まった夜の語り部が、何事か語っているのを思い出す。いつものものが来た!と誰かが叫んだ。いつもの夢が来た!と誰かが、つぶやいた。

 そこから、始まりの海がやってきて、なだらかな影がせめぎ合う夜からの脱却を目指そうとしている。うららかな不完全さ。うららかな発達を私たちは追っている。形になれば、形は壊れると知っていたのに?

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