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← トップページへ戻る 【小説、詩】

カオス17

 どうにもならない現実にただ過ぎ去るのを待つように。生きることは誠に苦しいことなのか?真実はどこまでいっても狂人を狂人たらしめる。はっきりしない意識の中で、誰よりも苦しみを生み出す。知ってか知らずか世界はゆるやかな終わりがたたずんでいる.文法の混乱と混沌が認められる。言葉における無意識の先にどこかにいった世界そのものが存在している。私は私でしかない。悲しさは悲しみでしかない。

「結果として、その領域にあるのは、あなたの世界であったというのに?」

 Xは言葉にして、ハッと自ら気づく。私は私であると。その中でXの気持ちは少しずつゆらいでいく。疲れが出てきている。圧倒的な力の疲れ。私自身への理解された動き。Xは語る。

「何もない。ここには何もない。だが、実際は幾兆個のものが存在している。混乱の中で始発はやってこない。狂えるものは、どこにも存在しない。ここにあるように??」

 どうしてもないこの世の流れの形。もはや、何を語ったのかさえ記憶に残らないほどの無作為性。意図しない世界の意図しない終わりを告げている。無意味かな、すべては無意味かな。

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