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← トップページへ戻る 作品感想

リリーフランキー著「大麻農家の花嫁」

 農家というモノに対する、何か異質な観点からの、記述?という気がする。農家が、むちゃくちゃ儲かっている?とか、農家のやるべきことは、他の人が参入しないようにうらやましがられないような生活をすること、が大事など。結局は大麻農家なので、捕まったりしないのだろうか?医療用の大麻を作っているなら、合法的なのか?ただ、この作品では、ヤクザっぽい人たちが出てきて、女性の嫁ぎ先の父(社長)と、交渉、喧嘩?している場面もある。日本で大麻は栽培できないはずだから、これは、架空の設定なのだろう。架空だからこそ、このようなかなり個性の強い性格の人を出せるのだろう。

 実際問題うまく場所などの設定はしていないようだった。東京からは離れた場所であるのは確かだが、、、。そして、大麻農家の跡取り息子はくたびれたような女性が好きとのことだ。だからこそ、東京では見向きもされなかった主人公の女性を妻に、と願ったようだ。モデルや女優などそんな女性は飽き飽きしているらしい?たぶん。そういう意味で、大麻?たばこ?を吸いながら、プロポーズして、主人公の女性は喜んでいるような記述で物語が終わる。

 ひとつの問題は、恋愛格差という問題。モテる人はモテるが、モテない人はモテない。主人公の女性はモテないほうの恋愛格差を持った人。

もう一つは農家というモノに対する見方。お金を稼いで儲けている。これは、事実か?そうでない農家もいるし、儲けている農家もいるだろう。どちらにせよ、田舎で小さな家というのは、あまり見ないものではある。わりとお金はあるのだろう。

 そして、もう一つは大麻の合法化といった問題。大麻の合法化を目指す人々もいるのは確か。他の国では合法の場所もあると聞く。果たして、合法にすると良いのだろうか?日本では公にはまだ対して議論にならずに、大学生が大麻でたまに逮捕されているのが現状である。

 これらのエッセンスを詰めこんだ形で小説を練り上げていったのだろうなと感じた。他の作品も読んでみたが、わりと露骨な性描写などもなく、読みやすい作品だった。あけすけな性描写、残酷な描写は、わたしの苦手とするところである。

 というのま、わたしの認識する世界そのものが、かなり残酷で性的な禁忌に彩られた世界なので、せめて、小説では、そのような可能性を認めつつも、そういう要素を棚上げ?いや、一時的に排除していくことにしたい。だからこその、リリーフランキーさんの短編集の次の作品は、わたしは嫌いな作品になる。死刑という作品だ。このデストピアな世界もわたしにとって、気持ち悪く感じてしまう。死刑の感想もまた書きたい。

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