ポルコは豚である。しかし、飛行船乗りの豚である。人が動物に変わり、なおかつ人格はかわらずに、人型の豚になっていることは興味深い。同時にフィオ嬢をジーナに預けたポルコの悲しみのようなものをかんじたのは、わたしだけだろうか?
つまり、自分の外見が、こんなにもみにくい(といったら、豚を好きな人には申し訳ないし、豚のイメージが良い人いるだろう。わたしの場合、ジョージオーウェルの動物農場のイメージで豚はあまり良くないイメージがあるので、あまり良いイメージはない。動物農場の内容はあまり覚えていないのだが、なんとなく思い出してしまった)と知っていて、女性を幸せにできないと思っている。だが、そんなポルコに想いを寄せるジーナさんもいたり、フィオ嬢もポルコのこと好きな風だったりして、モテまくっている。
人々はポルコの外見が豚だという理由で、差別したりはしない。その点は明るい話だなと思った。1人の飛行船乗りとして、ポルコを認めているような気がする(それが、良いように思っているか、悪いように思っているかは、ともかく)。
どちらかというと宮崎駿のジブリ映画としては、主人公は決してカッコよくない部類の映画になるだろう。もののけ姫のアシタカや、ハウルの動く城のハウルのようなかっこいい強いキャラクターではない。
そんな中でも、味があって、好きな作品の一つだ。音楽や、エンディング曲の「時には昔を」だっかな?の曲は、昔もよく聴いていた。加藤登紀子さんの歌は、やはり良い。
最後のポルコとジーナとの間がどうなったかは、フィオは秘密と言っていたが、あの感じから行くと、うまくいったのではないかと、思われる。なぜなら、そうでなければ、フィオと結ばれていた可能性もあるから。秘密とフィオが言っているのは、ジーナへの嫉妬もあって、秘密と言ったのではないか?とわたしは感じた。なんてフィオがずっとポルコを思っていたなんてのも、幻想の一つかもしれないが。