わたしたちという姿を見せた一本の木。イメージの中で輪郭がぼやけていく。言葉の中の連なりが、どこかへ消え去っていく。疲れからの寒さからの悲しみが私たちをおおっていく。もう少しだ。もう少しだ。繰り返しかたられるもう少しの言葉。しかし、どのようにしても、返ってくることはない言葉がある。わたしはいつしか言葉を求めるようになってしまったのか?わたし自身を分析すると?いや、分析すらできていないのだろう。自己を否定する力がまた少しずつ起き上がってきている。強く、強く、わたし自身を保つことだ。彼らの思惑にのってはいけない。ただ、昔のことを思い出すのさ。ただ、終わりのない夢を見るのさ。誰よりも、力強くあれ!と願う自分自身の始まりと終わりの物語。どこまでいっても私的。どこまでいっても詩的。ここまでいく時の音がする。ある一定の精神へといたる音がする。ガチリと、奇妙な音がする。わたしはわたしであるために、何かを捨て去っていくのか?苦しみの中に、何かがあると信じているのか?誰をも不幸にしても、生き抜くのか?わたしはわたし単体を支えるだけの力しかない。今のところ。回復するか微妙なところ。あせらない。あせらない。私の中のあなたは消えてしまったのか?どこにいってしまったのか?わたしが助けを必要とした時にまたやってくるだろう。今はまだ大丈夫と言い続けているのか?どこからもやってこない。わたしはどこにもやってこない。わたしはどこにもいかない。ただの、カカシのように立っているだけ。