あらゆる物事が静かに降りていく。ゆっくりと静かな時の中で、あなたの心の奥底にある憎しみをどこかへ運んでいきたいと望む万年亀のように。ゆっくりと歩いていく。すべての果てから、あなたのもとへ。帰っていくようで、静かにかげっていく。並び立つものはいつも怒りの表情をしている。手を取り合う人々の流れの中で、あの日々が、返ってくる。わたしを嫌わないで、とわたしの中の幼児が、叫び続ける。その訴えは虚しく、空の片隅に消えていく。物語の終わりと始まりの静かなプレリュードがわたしを包んでいく。どこから始まったのか?人々は誰よりも忍耐強く生き抜いている。わたしは生き抜こうと思うけれども、力が湧いてこないのを同時に感じる。あなたはどこにいるの?隣の少女が、答える。どこにもいない。あなたの求めるものはどこにもいない、と。わたしは深く深く沈んでいく。どこまでも遠くからどこまでも浅いところから、わたしは豊かな地平線をめがけて走り出す。ラン。ラン。ラン。ゴーフォアー、ラン。なんのためにか?まさにこのためにこそ、わたしは走り続ける。誰よりも聞いてくれる波の音のような。わたしの声を聞いてくれるのか?あなたが捨て去った妄執とともに、すべての物事は、形作られる。もう一度深く入りなさい。そうすれば、世界はまだ始まりへと至る。もう一度熱く帰りなさい。そうすれば、世界は終わりへと至る。わたしは、ただ、わたしの世界をひとつの物語へと完成させるものだ。行為者なのだ。知っているのか?しらないのか?わたしはどこにもいない。無意識の中ですべては整えられていく。イメージの中ですべては完成されていく。