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わたしたちという庭の木(23)
わたしは眠っている。空には太陽がのぼっている。知らない誰かが毛布をかけてくれたらしい。冬ならではの、あたたかさが、ここにはある。喜びの中の明るさがここにはある。わたしは集中して、心のうちに入る。わたしはここにいる、と感じ…
世界の果てまで行って(22)
新しい地平線が見えている。ここまでやってきたのは、大きな物語になるだろう。太陽は照っている。圧倒的な静けさとともにわたしはベンチに座っている。誰もが、夜を帳のように使っている。わたしは言葉をつむぎ続ける。悲しみを持って。…