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わたしたちという庭の木(27)

 わたしは生きている。素晴らしい人生を生きている。あなたが隣で優しく言葉をかけてくれる。「あなたはあなたです。誰よりも素晴らしいあなた。いいえ、誰もと同じように素晴らしいあなた。今生きている世界を体験してください。あなたはわたしの守り手です」

わたしは知っている。あなたがわたしを守ってくれていることを。あなたがわたしの守り手だということを。あなたに捧げたい。あなたにただ上等な贈り物をしたい。わたしの魂の大事な部分をあなたに送りたい。疲れている時、何かを感じているのか?座っている時、何かを感じているのか?どうなってもこの世界は優しくあり続ける。いや、優しさなんてなく、ただあり続ける。それに対して、人々はただ眠りについている。豊かな青い海はどこまでいっても、陸地をもたない。新しいわたしたちの世界。わたしを庇護する何か?わたしは脈絡のない青。わたしは脈絡のない白。さらば、わたしの物語。さらば、わたしの書き続けること。書き続けることの無意味さ。書き続けることの虚しさ。繰り返しを恐れるな。わたしはただ書き続ける。いかにいかに?いかに生きていくか?いかに死んでいくか?わたしはわたしのために世界をひとつ形作るための欠片を見つめている。誰よりも世界を求める。誰よりも世界を整える。誰よりもわたしはわたしを見つめ続ける。あたらしい世界はあたらしい世界で存在を整えていく。生まれたものは、やがて消えていく。それでこそ、それでこそ、世界を求めるのか?

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