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世界の果てまで行って(25)

 すべてのものごとを斜めから見てみると??すべては悩み事のような星のような新しい風が吹き抜ける。静かに夜を整えている。秋は静かに夜を整えている。冬の悲しみとともにわたしたちは全部を抱きしめている。あたたかな太陽のようなふるえ。誰よりも悲しみの中にいるワルキューレたち。新しい剣は底から記された。わたしたちの中にある大きな溝は果てしのない大地へと至る。そして、至り尽くし、到達するように静かにおりていく。これが、最後だ。昔から感じるのは、これが最後だ。わたしたちは夜を告げている。わたしたちの中にある傷つかないようなウロコの部分を誰よりも慈しんでいる。あたたかな満月が浮かんでいる。果てしのない秋の月影が、全員の魂を運んでゆく。いかに!いかに!わたしは叫ぶ。誰よりも誰よりもと、なだらかに君を求めていくのだろう。知ればこそ、その魂を知ればこそ、の熱い情熱。わたしは誰よりも撞着せずに、誰よりも上っていくものだから。そこまで、考えて目が覚める。わたしは、夜の森の中を1人歩いている。誰もあたりにはいない、いや、少女が後ろからついてきている。わたしを理解する不思議な嗅覚が備わっているらしい。わたしは誰よりも誰よりも満ち足りている。すべての世界を味わい尽くそうというように、張りつめた感覚を研ぎすませる。ありがとう巫女たち。ありがとう神官たち。

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