わたしは歩いている。そこにあるのは魂。そこにあるのは光の別の形。肩に誰かの手が、そっと置かれる。わかっている。その正体は君だ。君だけのぬくもりが、夢を追いかけていく。わたしは遠くでなおも歩き進み続ける。不思議な感覚だ。湖の下へ下へ沈んでいくような。そこにあらゆる流れはない。静かに夢へと落ちていく白い月を見ながら、わたしはだんだんと眠りに落ちていく。歩きながら、眠ることはできる。いや、違う。眠っている時に歩き出すのと同じことだ。わたしは夢遊病をまとった1人の存在。わたしは1匹の動物として、小さな動物をかみ殺す夢を見ている。わたしは自らの血肉のために、遠く離れた血縁存在を傷つける。どこかで、つながっているだろう存在のカナタへ、わたしは遠くを歩いていく。外の2つの冠が、静かな暗闇に入っていく。誰よりも、君を求めていない。それでいて、誰よりも存在を感じている。それが、正常だとわたしは信じる。大きな波を追いかけている。打ち寄せる波を追いかけるという意味を知るようになる子どもたち。
どこか離れかけた空が、ゆっくりと落ちてくる。どこかへ行ってしまいそうな空が誰よりも、にこやかに太陽とともにある。その喜びに触れた時、わたしは君をそっと抱きしめる。とても、苦しい旅路を歩んできただろう君は、わたしと共に生きることを選んだ。わたしの道を追いかけてくる。誰よりも苦しみぬいたと知っているから。ここにあるよみがえる魂の星座たち。星になった魂の夜。決めている。あなたはもう決めている。わたしを救うと。あなたは決してあきらめない。わたしを救うことを。あなたはわたしを導くだろう。深夜の荒野に獲物たちがわたしを求めてやってくる。それほどの殺伐とした思い。ここからやってくるのは、どこにもいかない渦だった。とすると、あなたたちは、どこへ向かうのだろうか?わたしたちについてくるよう願うのか?